第3国輸送
運航権利をトラフィックライトというのですが、初めて耳にしたときに、rightではなくてlightのほうを想像してしまったことはここだけのナイショにしてください。信号機かよっ。なんで航空会社に信号のこと尋ねるんだよっ!と。
たいていはバイラテラル(bilateral)な交渉で輸送権が決まりますが、経由地で第3国を通り、その第3国からも乗客輸送ができる契約があります。以遠権といったりもします。
どういう基準でそれが成立するか知りませんが、昔は、給油の関係があったかもしれません。北米にいくのにANC経由だったりしたでしょ。ANCからの第3国輸送は日本の航空会社ではなかったと思いますが(ANCまでその会社を利用してS/Oストップオーバーした人は別だったかもしれません)そういうヒストリがあって、第3国輸送がまだあるのかなと想像します。
たとえば、A国の航空会社が、旅客便をA国のa都市から、B国b都市まで就航していて、C国c都市、D国d都市と経由している場合を仮定して、
a → c → d → b
という航路になるとしましょう。
原則は、A国とB国が運航契約をバイラテラルで結んで、かつ、A国C国間、A国D国間でも運航契約がそれぞれあったとしたそれはそれで、A国の航空会社は、a→bという区間以外にも
a → c および、a → d
も乗客輸送できることになりますが、
c → d
というA国にもB国にもゆかりがない区間を運航できる契約を持つこともできるのです。それがいわゆる第3国輸送です。おおざっぱに、cやdからも乗客をあらたに乗せることとうすぼんやり理解しておけばよいと思います。
昔は(笑)、こういうフライトがあると、
「c→dはトラフィックライトありますか?」
という質問が航空会社に寄せられていました。そこで「信号機かよっ」と話が戻るわけですが(笑)、2015年2月に利用したこのターキッシュエアラインのフライトもまさにこれだと思います。トルコ航空メタルでトルコ航空のフライトナンバーでバンコクサイゴン搭乗です。
前置き長いなw機内食ブログなのにうんちく語ってどうするw
短い区間でおいしいサンドイッチ。でも…
機材のなまえは「イズミール」。トルコっぽくていい。実はこのとき初ターキッシュエアライン利用。存在そのものは、過去に東京予約にかなり印象深い方がいらしたので、よく知っていたけれどご縁はないものだと思っていました。
短いフライトなので、サンドイッチとケーキがワンプレートでサーブされました。
サンドイッチはサーモンとアスパラガス。非常においしかったです。やはりサーモンとチキンは機内食でもはずれがないということを証明している。
しかし、サーブされたのはこれと、紙ナプキン1枚。
ケーキはどうやって食べたら良いのだろう?
しばし考えたのですが、心を無にして貴重な紙ナプキン1枚を上手に使い倒して完食しました。いわゆる「手づかみ むんず」です(笑)。
とは言え、とてもおいしかった。初ターキッシュはめっちゃ好印象!
(しかし、回を重ねるごとに悲惨な目に遭うことは既にブログで報告済み…)
こういう何か足りない時は、遠慮なくお願いすればよいと今ならばわかるのですが、その段階ですでに降下もはじまりつつあり、まだBKSスピリッツは芽生えていなかったので、ま、いっかと羊のように従順に対応したのでありました。
そうこうしているうちに初ベトナムとなるホーチミンシティの街並みが見えてきました。夕映えしてとてもよい印象。
データ
Airline : TK Turkish Airlines ターキッシュエアラインズ
Flight No. : TK068
Travel Date : Feb 2015
Sector : バンコクホーチミンシティ BKKSGN
Class : ビジネスクラス Business class
By : BKS-BBA @ bksbba.hatenablog.com
この次のターキッシュ利用体験はこちらです
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