時間的にディナーの位置づけ
こちら にて飛んだと思ったらすぐに到着する成田釜山午前便のご紹介をしましたが、同じ区間でも18時30分に出発し、21時に到着するフライトはまた食事も異なります。おなじみDRKがながーいロンドンからのフライトの後に、これまたながーいレイオーバー後に飛行されました。ちょっとピリリと辛辣なレビューです!
ハッシュタグ あなたたちのJAL
BKS-BBAは人生初めて乗った飛行機が、JALで、それも子供一人旅の旅程(ちびっこVIPと呼んでいました)も含まれていたので、刷り込みのごとくにJALファンであります(笑)。ツイッターでも親しみと愛情と時にちょっぴりの意地悪をこめて、ハッシュタグとして、
俺たちのJAL
を使います。しかし、その意地悪ではすませられない粗相に遭遇したとき、
あなたたちのJAL
と、英文法で一人称、二人称と習ったように変化します。
きっと、その粗相がひどく、もうどうでもいいや、二度と乗らない、となると、
彼らたちのJAL
となるかもしれません。逆出世魚みたいです。では、レポートスタート!!
日本人の思い描く無国籍イタリアン
無国籍イタリアンをベースに仕上げられた機内食。(のっけからバッサリ!!です! BKS-BBA加筆)
素材それぞれの旨味を活かすのは現代風ですが、味付けや素材の扱いはイタリアンというよりは2000年以降の洋食なのです。
この便は、韓国人の帰路便、米国人の乗継便として運行されているようで、英国発の私は、長い一日でと哀れみの目を向けられました。9時間以上も日本時間に合わせてフルフラットで寝こけた私は元気でした。
クラブワールド(前記事参照 )は私にとっては寮の部屋のベッドという位置付けで、周りを気にしなくて済む後ろ向きの窓側座席のほうが、就寝時は体の角度がやや頭上に来る点、仕事もやや前のめりになれる点で、ゲンを担ぐようでお気に入りなのです。
さて本題の機内食ですが、コンソメスープにはややオリーブオイルを垂らしてあり、黒オリーブを刻んだものと長米を入れてあり、南欧を”イメージ”したものになっています。
前菜のお皿には、ビーフのカルパッチョ、海産物のマリネ、オリーブのマリネが盛られています。飲兵衛には白ワインでも赤ワインでもいけるんでしょうが、ここはJALのかなしいところ、どちらのワインもやや気の抜けた、主張のないもの。ここはどのイタリアワインでも良いと思うのですが、あえて、無難に、フランスワインの同一製造者を当ててくるあたりは、やっぱり#あなたたちのJALです。
サラダはイタリアンドレッシングを添えてありますが、花形航空機、B707にあやかって(機材の径やドアの締めかたは同じ)、自分で丁寧にdressしてあげると、木の器ではないですが、古き良き南周り線の香りがしてくるかもしれません。
メインはこれも2000年代の航空自由化以後の香りのする仕上がり。この磁器製のプレートなんて、90年代の長距離エコノミーのレベルの大きさです。
サフランライスできちんとサフランの香りをいれてくるのは、レガシーの矜持でしょう。お肉もふっくらと、お箸でもいただけるようにしあげてきています。
まあ、これも、無難にアイデンティティのない、日本人のイメージする洋食イタリアンです。私の個人の決め事で恐縮ですが、イタリアの州旗の上がっていないイタリアンは洋食イタリアンと決めつけてかかるのです。これもその洋食イタリアン。でもこの程度のほうが万人受けして良いことには間違いないでしょう。
デザートにはハーゲンダッツを。客室乗務員が適度な温度まで戻して、サーブします。コーヒーなどはきちんと淹れたてを勧めてくれます。
今風の炭水化物少なめのメニューでした。
ハーゲンダッツの小さいサイズで満足しない、ふくよかで福の多そうな客室乗務員で、こちらも、幸せな気持ちで野生のKBBAの根城、釜山に降り立ったのでした。
データ
Airline : JAL Japan Airlines
Flight No. : JL969
Travel Date : Nov 2017
Sector : 成田釜山 NRTPUS
Class : ビジネスクラス Business class
By : DRK @ https://edst23.blogspot.jp/
☆DRK、バッサリなレビュー、ありがとうございます。確かに2000年の頃、なんでも大きくて、こういうカンジでしたね。
”イメージした”、これ、英語でいうならば、”ish”ですね、西洋プレートish、Italian-ishですね。
機内食そのものはバッサリいただいたので(笑)、ふくよかな乗務員の方のこと。どうしても近距離は、歴史を感じさせてくれる方にお目にかかれる傾向があるとBKS-BBAも感じています。国内線よりも、近距離国内線。人に歴史あり、です!
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