ムスリムの航空会社で機内食にアルコールは提供されるのか?
おいしい機内食は狭い飛行機の中でもひとつの楽しみ。
そして、どんなアルコールが提供されるのか、ということもまた飲む方からすると楽しみ。
普段ではなかなか試すことができないアルコールもふんだんに提供されることもあり、アルコール好きの方からするとたまらないでしょう。
カタール航空、エミレーツ航空、エティハド航空という中東3兄弟と呼ばれている航空会社のビジネスクラス、ファーストクラスでは特に豪華な食事、アルコールが提供されることもあり、多くの方があこがれ、楽しみにしているものです。
しかし、その豪華な航空会社であってもお酒を提供しない時があるかもしれない、という心配があるのをご存知ですか?
ラマダン?
宗教の規律・戒律が厳しいといわれる国に属する中東3兄弟航空会社ですが、その規律・戒律をつたない知識で考えてみても、「もしかしたら、お酒って禁止されているのではないか?」と考えてしまいます。
その考えを全く打ち消すような豪華な食事やお酒が提供されていることはみなさんご存知のことだと思います。
ただし、ある期間、「ラマダン」と呼ばれるひと月は、宗教上の背景から、日中は一切飲食物を口にしないというならわしがあり、その期間は機内であってもおおっぴらにはアルコールは提供されませんでした。
教徒と思しき人は、戒律に基づき、機内食提供時間帯でも飲食をいっさいせず、決められた時間帯が終了したことを確認したうえで、食事をとっていました。
私がたまたま乗り合わせた時は教徒のみならず、一般客にもアルコールは提供せず、オーダーがあった場合のみ、こそこそっと配布していました。教義を大切にしつつ、教徒でない人には対応したということでしょう。
その時期以外は、普通にアルコールは提供されていました。
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