サンウィング航空、乗客からシャンパンじゃなかったと訴えられる
カナダのサンウィング航空(sunwing airlines)はトロントベースのレジャーエアライン。アメリカ、中米に向け運航し、とくに、中米のリゾートに重きをおいているもよう。すべてのお客様をVIPととらえ、消費者選択部門で各賞を受賞しているバケーションパッケージ利用の顧客には、預け入れ荷物無料、ウェルカムドリンク等を含む、サービスを提供しています。
しかし、実際に利用したお客さんが、シャンパンじゃない!と激オコ訴訟をおこしたのであります。
引用元 : CBC news モントリオール
画像はカタール航空ファーストクラスでのKRUG
なんでそんなに激オコ?
2017年にキューバまでサンウィング航空を利用したダニエル・マクダフさん(ケベック郊外在住)は、ケベック上級裁判所に、サンウィング航空を、ケベック消費者保護法に反するとして訴えた。理由はこうだ。
広告にはシャンパンが出るって書いてあった。でも、キューバに行ったときに実際に提供されたのは、プラカップに注がれたスパークリングワインだった。おれは、シャンパンが出るって書いてあるから他の航空会社より、サンウィングを選んだんだぜ。シャンパンじゃないなら、他の比較対象となにも変わらないよ。おかしいだろ。(BKS-BBAの意訳)
確かに。それはそうよ。そもそも、プラカップのウェルカムドリンクってどこかの航空会社でデジャブ感あるのですが、決め手がそこにあったならば裏切られた感は満載かもしれません。
そして、マクダフさんの弁護士であるパケットさんはこうも言い添えています。
マクダフさんはシャンパンが出なかったことだけに怒りをかんじているわけじゃあないんです。そもそもサンウィングは大きな屋外広告でもシャンパンを売りにして一面に出しているんです。おまけに、その広告では、プラカップではなくてちゃんとフルートグラスですよ。フルートグラスにシャンパンが注がれている。(BKS-BBA意訳)
確かに(笑)。引用元リンクをご覧いただくと、ビルボードの画像がありますが、そうなっています。このあたり、声高に書くとすぐに「古事記だ」と反応する人がいますが、確かに、ちがいますよね。BKS-BBAは違いよくわかりませんけれど。
一方、サンウィング航空は、その訴えに対して、グロスマンさんというスポークスパーソンがこう答えています。
あのね、シャンパンっていうのはね、飲み物それ自体っていうよりかさ、パッケージやサービスひっくるめたレベルをイメージして示しているの。特定のシャンパンをだすとかそういうこと言ってないわけ。訴える意味ないし。(BKS-BBA意訳)
確かに。
今、ホームページを見ると、ちゃんとスパークリングワインの表記になっている。このように、取り合わない様子のサンウィングですが、早ければ3月にでもヒアリングが行われるようです。もし、マクダフさんの訴えが認められると、シャンパンとスパークリングワインの差額返還および損害が、2014年以降サンウィング航空の同様のパッケージを利用した人々にも適用されるでしょうとパケットさんは言っています。
実はこのサンウィングのシャンパンは過去にも事件が。
女二人が機内で酔って暴れ、飛行機引き返す 引用元:cnn.co.jp
こちらにもあるように、2014年の段階で、やはりサンウィングはシャンパンを売りにしていたんですね。
さあ。この記事をご覧になってあなたはどうお感じになりますか?(笑)
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